バレーボールを観に行った。

 バレーボール(Vリーグ)の試合を観に行った。シーズンでは2回目。これまでで言うと5,6回ぐらいは現地の試合を観に足を運んでいる。
 

 生観戦の良さは、やはり試合の迫力だ。テレビで観ているようなプレーが目の前で繰り広げられ、選手達のがんばりを間近で観ると応援にも熱が入る。


 その大きな割合を占めるのは「音」なんだろうなと思う。選手がボールを打つ、ボールがはねる、ジャンプする、シューズがキュッと音を立てる。テレビではきこえてこないそれらの音が加わることによって、否が応でも迫力を倍増させ、雰囲気を盛り上げてくれるのだ。


 これは、たぶん他の競技でも同じ部分があるだろう。

 サッカー観戦が趣味でよくスタジアムや練習場に行く。スタジアムでの試合中は応援にかき消されてきこえないボールを蹴る音が、練習場ではきこえる。練習場での紅白戦やトレーニングマッチなどでは、間近で観るスピード感も相まって、ボールを蹴る「ドゴッ」「バシッ」などの音が大変な迫力で、本当に驚いた。競技の経験は学校の体育でゆるゆるでしかないので、「ボールって硬そう……」という素人の感想だ。

 

 そういえば、フィギュアスケート好きの方が

「ぜひ試合を観に行ってみて、音がすごいから!」

と教えてくれた。特にジャンプしたときの着氷、どん!と大きな音がするのだという。全体重を支えて片足で着地するのだから、それはすごい力がかかっているはずで、テレビだと軽々飛んでいるように見えるけれども、音をきいたらまた認識が変わるのかも知れない。

 

 前述のバレーボールの試合は、ピンチもあったが何とか勝利を手にした。


 バレー応援は、お馴染みのバルーンスティック(正式にはチアスティックと言うらしい)を使う。お手軽だし何より楽しいのはいいが、「ニッポン、チャチャチャ!」のような単純なものではないのだ。終始ポップなリズム感が要求されるためなかなか合わせるのは難しく、試合が終わる頃になってようやくできるようになった。ああ、ほしいよリズム感。